黄色の絨毯
自宅の周辺や公園、駅までの道筋にある広葉樹はすでにあらかた落葉を済ませて、黒々とした枝先が冷たい風に震えています。
いっぽう、札幌市内では近年の温暖化に加えて都市化による気温上昇が加わったために、まだ葉を沢山着けたままの木々が多く見られます。
昨日、道庁の赤レンガ庁舎前を通りかかった時にも、前庭にあるイチョウの古木からの落葉で地面は黄色の絨毯を敷いたようでしたが、
それでもまだ枝先には名残りを惜しむかのように沢山の黄葉が散り残っていました。

曇り空のせいもあって、早くも夕闇のうす暗さが忍び寄ってきている雰囲気ではありましたが、鮮やかな黄葉のせいで木々の間は意外と明るく感じられました。
訪れた観光客が三々五々に黄色の絨毯を踏みしめ、庭内をそぞろ歩いて初冬を迎えた北国の旅情を味わっている様子でした。


# by kitanonezumi | 2009-11-22 21:30 | 札幌 | Trackback | Comments(0)
温もりを求めて

秋から冬へと移りゆく季節の変わり目の今がいちばん寒さが身に沁みます。
気温はせいぜい―2℃くらいなのですが、身体の準備が出来ていないせいか、骨の髄まで寒さが入り込んでくるような気がします。
札幌駅前に住んでいるハトたちも同じなのでしょう、わずかな温もりを求めて弱々しく差し込む朝日のあたる場所に群れています。
羽毛を膨らませているので丸々として見えますが、その様子は何やら切なげにも思えます。
そのうち雪が積もって、寒さも本格的になるころには、人もハトも順応してもう少し元気になることと思います。

# by kitanonezumi | 2009-11-21 22:31 | 札幌 | Trackback | Comments(0)
白い道
今朝おきたら道路がうっすらと積もった雪で白くなっていました。
初雪は11月2日でしたが、ちらほらと降った程度で積もるというほどでもありませんでした。
その後もほとんど降ることはなく、今日が今年はじめての本格的な降雪です。
でも量的にはほんの少しだったので、帰りにはアスファルトが黒々と出ていました。

ちなみに昨年の11月20日にはかなりの降雪があって、一気に冬景色となって驚いたものです。

さらに遡って一昨年はどうだったのだろうかと探してみたら、11月16日に撮った白い道路の写真がありました。
年ごとの変化はありますが、おおむね11月も中旬を過ぎたら道路を白く覆う雪が降るようです。
さて、問題は根雪がいつになるか、そして今年の冬を通して降る雪の量はどれくらいなのか?
多少の願望を含んだ予測なので精度はかなり低いのですが、今年の雪は少ないのではないかと思うのですが・・・ ^^;

# by kitanonezumi | 2009-11-20 22:55 | 自然散策 | Trackback | Comments(0)
銀杏
うっすらと雪を被った芝生の中で、これまた地面を覆うように無数の丸い実が散り敷かれています。
これは銀杏、イチョウの実です。場所は北大の植物園の中で、昭和41年(1964)の11月に撮った写真です。
この年はとくべつイチョウの実がたくさん着いたようで、誰も拾う人の無いままに雪の下になろうとしていました。

そんな情報を聞いて、大学の先輩、同級生といっしょに銀杏を拾いに行きました。
知っている人もいるかと思いますが、銀杏はイチョウの実の種の部分で、その回りを果肉がおおっています。ちょうど梅の実と同じ感じです。
果肉は腐ると肥やしのような猛烈な悪臭がして、この時も臭いのを我慢して大量に拾ったものです。
教室に持ち帰って果肉の部分を洗って取り除き、種を干して銀杏にしました。
さらに後日譚として、果肉の部分にはギンコール酸という物質が含まれていて、漆などのようにかぶれなどの皮膚炎を引き起こします。
それを知らずに、漆かぶれ体質の私は素手で実を扱ったため、ひどくかぶれて診療所へ行く羽目になりました。
今でも茶碗蒸しなどに入っている銀杏を食べると、この時のことを思い出します。
# by kitanonezumi | 2009-11-19 23:15 | 学生時代 | Trackback | Comments(0)
宵闇せまれば

今日は朝から小雪が舞い散り、最高気温は3.4℃で、ほとんど0℃のあたりを前後する肌寒い一日でした。
毎週、水曜日に公民館で開かれている囲碁教室での対局を4時に終えて外に出ると、既にうす暗く宵闇が間近に迫っていました。
冬至まで一カ月ありますが、それまではますます日暮れが早くなります。
寒くて暗いこの時季、時間帯がいちばんメランコリックになります。

「宵闇」という言葉を聞くとすぐにフランク永井さんの歌う「君恋し」が浮かんできます。
宵闇せまれば 悩みは涯なし
みだるる心に うつるは誰が影
君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く  (作詞:時雨 音羽)

ビロードのような低音でせつせつと歌われる言葉は心にしみ込み、この季節の憂鬱さを少し癒してくれます。


# by kitanonezumi | 2009-11-18 21:46 | 風景 | Trackback | Comments(0)


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