昨日に続いて、支笏湖畔のホテルに展示されている瀧口政満氏の彫刻です。
フクロウは瀧口氏が作品の中でも数多い対象で、その神秘的でかつ野性的な風貌をいろいろな技法で多彩に表現されています。
私も機会があれがぜひ一体を求めて身近に眺めていたいと思います。
マントを風になびかせて静かに春を待つ少女の像にも心をひかれます。
先に亡くなった佐藤忠良さんの彫刻に、どことなく通じるものがあるような気がします。
しかしながら、鑿の一打ち、一打ちに想いと祈りを刻みつけたようなタッチに独特の迫力があります。
エントランス・ホールの正面に置かれたオブジェ、
これにも樹の中に秘められていた、強い無垢の祈りを感じさせられます。