「常盤坂」の次は「弥生坂」だったのですが、市電の撮影に気を取られて見過ごしてしまいました。
ということで、今日は「弥生坂」の次にある「東坂」です。
明治12年の大火後に2本あった坂が一本となって「東坂」と名づけられたとのことです。
その名残なのか、途中で道が曲がっています。
呼び方も「ひがしのさか」が「あずまさか」呼ばれるようになったそうです。
坂の途中に窓枠が黄色に塗られたきれいな建物が見えたので行ってみました。
「小林写真館」の看板が掲げられています。
由緒のありそうな建物で、道内で最も古い写真館だそうです。
案内板には明治40年に建てられたとあり、石川啄木も来館したと書いてあります。
石川一家がこの坂を登ってきて、家族写真を撮ってもらったのかと思うと、変哲のない平凡な坂が貴重に思えてきます。
写真館の隣にある商店もかなり年季が入った建物に見え、もしかすると石川啄木が買い物に立ち寄ったかも、なんて想像すると楽しいです。