函館、大三坂

「八幡坂」の隣が「大三坂」で、江戸時代の後期にこの坂の下に「大三」という家印の人が住んでいたことが名の由来といわれる。
「大三」という家は江戸時代に地方から公用で来た村民が泊まった「郷宿(ごうやど)」で、「基坂」にあった函館奉行所に来る人たちの宿でした。
今でいうところの”ビジネスホテル”ですね。
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「大三坂」は日本の道100選に選ばれて、坂自体が観光名所です。
坂の上にはカトリック元町教会があり、そこから上は「チャチャ登り」と名称が変わって、ハリストス正教会や聖ヨハネ教会などがあります。
坂に向かって左手の角に、鉄筋コンクリートのいかにもレトロなビルが建っています。
大正11(1922)年ころに建てられて既に90年の歴史がありますが、今もエビス商会という食料品を扱う会社の事務所として現役です。
三階建ての鉄筋コンクリートのビルでありながら、寄せ棟の和風な屋根がついているなど、ユニークなデザインの貴重な建物ということです。
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さらに坂の右手には洒落た造りの白い洋館があります。
見た目に新しそうですが、リューリ商会というロシア人貿易商の商店として大正10年代に建てられたとのことです。
現在はリフォームされて、電気屋さんとして活用されています。
古いものを大事にするという、函館の人たちの気概を感じる建物と言えます。
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by kitanonezumi | 2012-04-11 22:13 | 旅行


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