今日もオリンパスペンの話を少し。今のカメラと違って全ての操作が手動で、距離は目測で、フィルム巻き上げも手動、絞りも手動でといった具合で、シャッターを切るまでにやや手間取りました。カメラの基本もろくに勉強せずに勘だけで露出を決めるので、オーバーやアンダーの失敗写真を量産していました。写す対象ももっぱら友人や家族との団欒や旅行のスナップでしたので、なんとかまともに写っているだけで満足していました。ともかくもこのカメラのおかげで写真の楽しさと難しさに目覚めたと言えます。
アルバイトの家庭教師として勉強を教えていた子供と一緒に円山動物園に行きました。昭和36年当時の動物園の様子と子供たちの姿、形を見ると、やはり今とは隔世の感がありますね。
北限の杉林です。今よりも杉が元気だったのではと思います。
キリンが首を伸ばして餌をねだっています。
子供たちがゾウガメを写しているのを写しているのを写してみました。学生帽を被っている子供が多いのに時代を感じます。
動物と遊ぶ子供たちの無邪気な表情は昔も今も変わりませんね。この子たちも今では50歳近くの小父さん、小母さんになっているのかと思うと不思議な気持ちがします。
(Olympus Pen-S)