冬のサロベツ原野

冬のサロベツ原野の最終回です。夏の調査ではもっぱら船外機を着けた小舟で移動したので、陸上を歩き回ることは少なかったのですが、ブヨや蚊に悩まされました。冬の場合はひたすら雪原を歩いて、歩いての調査でした。幸い天候に恵まれたので吹雪かれることもなく、寒さもそれほど感じませんでした。

当時、教室の助手だったAさんです。食虫類(モグラやトガリネズミなど)の分類や小哺乳類の生態研究の第一人者で、「日本産哺乳類頭骨図説」という貴重な本を著しました。
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すごいオールド・ファッションですね。ストックは竹製です。クロス・カントリー用のスキーではありませんが、踵が上がる金具がついています。今時こんなスタイルでスキー場に現れたら、注目度抜群ですね。^^
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夏の間は足を踏み入れることが困難な湿原ですが、雪に覆われた冬にはどこへでも入ることが出来ます。
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風で吹きさらされた雪面を、雲間からの光が照らしています。一見、静寂の世界のようですが、キツネ、テン、イタチ、野ウサギ、野ネズミ類などが懸命に生命をつないでいる場でもあります。
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(Asahi Pentax SP,Takmar 50mm)
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by kitanonezumi | 2006-12-19 21:08 | 学生時代


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