長かった冬が去って、待ちかねた春を象徴する花は何かと問われたら、迷わず水仙と答えたい。庭の雪が融けて最初に顔をだすのはクロッカスだけれど、
まだ完全な春の雰囲気ではない。雪が吹き溜まっているうえに日陰の多い我が家の庭では、よそ様の家よりも花の咲くのが何日か遅くなる。それだけに
ようやく咲いた水仙を見ると、「おぉ、今年も咲いてくれたか」と、その健気さを誉めてやりたくなる。
雨上がりの後、水仙を見ると宝石をのせているように見えた。息をこらしてクローズアップでとらえた。
(Canon EOS 30D、EFS 60mm、 F2.8)