札幌ではライラックの花は盛りを過ぎて、その季節は終わりを告げようとしています。しかし、札幌より平均して2℃は気温が低い江別では今が
ライラックの季節です。
(Caplio GX100)
ライラックという名は英語名であり、和名ではムラサキハシドイとやや無粋な名がつけられています。フランス語ではリラと呼ばれています。
季語にある「花冷え」は主に桜の咲くころの寒さを対象としていますが、「リラ冷え」はまさにライラックが咲くころの逆戻りした寒さを指しています。
「ライラック冷え」ではなくて「リラ冷え」と言うほうがエキゾチックさを感じますね。
渡辺淳一の初期の作品で、北海道新聞に連載された
「リラ冷えの街」によって、「リラ冷え」という言葉が広く知られたのだと思われます。
昨年、中島公園で開催されていた園芸市で配布されていたライラックの苗木をもらってきて、我が家の庭にも植えたのですが、今年はまだ小さくて
蕾もついていません。後2年ほどは待たなければならないのでしょうか。