狛犬

昭和55年(1980)に滝川市江部乙の果樹園へ調査に行きました。冬期間、雪の下で野ネズミ(ほとんどはエゾヤチネズミ)に囓られたリンゴの
被害の様子を調べました。国道12号線から南に向かって上がるなだらかな丘陵地に果樹園が広がっています。
江部乙の市街地が一望できる丘の上に小さな祠(ほこら)がありました。
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(Asahi Pentax SP、Scaned by Canon MP810)
とても小さな祠なのですが、きちんと手入れがされており、両側には一対の狛犬もおかれていました。
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こちらは右側に置かれている「阿形(あぎょう)」の狛犬です。大きく開いた口にはずらりと歯が並んでいて、たてがみもきちんと彫り込まれています。
しかし、よく見ると両方の耳(角)が折れています。胴体には翼のようなものがついていて、狛犬としては珍しいと思われます。
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こちらは左側の「吽形(うんぎょう)」です。しっかりと口を閉じています。残念ながらこちらも片方の耳(角)が折れています。
胴部にはやはり翼のようなものがついています。顔の雰囲気はペルシャ風の印象を受け、胴体部分はスフィンクスのようです。
なんだか不思議な感じのする狛犬さん達でした。

昭和50年代にはまだ多くの果樹園が江部乙にありましたが、最近ではすっかり減って数えるほどしか残っていないようです。
狛犬さん達はどうなっているのか、気になります。
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by kitanonezumi | 2008-09-27 23:16 | その他


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