常滑-窯のある広場・資料館

タイル博物館に並んでINAXライブミュージアムの目玉は「窯のある広場・資料館」かと思います。
洒落た外観と歴史を経た風格を見せる建物と、レンガ造りの高い煙突は大正10年(1921)に築かれたもので、登録有形文化財に指定されています。
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建物の内部には非常に大きな窯があります。窯の内部は約20畳ほどの広さがあり、耐火レンガの表面は釉薬として使った岩塩が付着、溶解して
ガラス化しつるつるしています。高熱で収縮・膨張する窯本体の保護のために中古の路面電車用レールが使われています。
このレールがまた古いもので、かなりの貴重なものとなっているようです。
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窯の周囲には、これまた焼き物の歴史を感じさせる貴重なコレクションが展示されています。
1階ではテラコッタ(建築装飾陶器)が見られます。明治・大正時代に建築された建物が取り壊される時に収集されたものが多いとのことです。
写真は大日本製薬の社屋ビルに飾られていた獅子?のテラコッタで、迫力があります。
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2階にはさらに面白いコレクションがありました。
それは古便器(現代の衛生陶器が登場する以前に、非水洗式のトイレ用につくられた陶磁器製の便器)です。
多くは、明治中頃から昭和初期にかけて瀬戸(愛知県)でつくられた染付花鳥文の陶器質の便器で、その種類は大便器、小便器、厠下駄など、
非常にバラエティーに富んでいて、中には芸術品かと見まがうような立派な便器もありました。
昔の人の美意識の高さがうかがわれます。
写真は小便器の一部です。ほとんどは実際に使われていた物を蒐めてきたとのことです。
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by kitanonezumi | 2008-10-16 22:41 | 旅行


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