日陰の場所を除いて庭の雪がすっかり融けて、球根花きの芽が少しずつ伸びてきています。
そんな中で、開花の一番乗りは毎年クロッカスがその座を占めていますが、今年もやはりクロッカスが真っ先に咲き始めました。
白地に淡い紫の模様が入った、地味ではあるけれど上品な花びらに、今年もまた咲いてくれたと春を感じます。
あさのあつこ著「ラスト・イニング」が文庫本で出ていたので買ってきました。
名作「バッテリー」のその後の物語として、分からず仕舞いになっていた最後の試合結果が示されています。
「バッテリー」は装丁からして子ども向けに出されたと思われるのですが、大人でも同じように大きな感動を受けます。
繊細さと不遜さを併せ持つ少年たちのみずみずしい心の成長を見事に描いていて、本当に面白い小説です。
「ラスト・イニング」を読み終わってまた「バッテリー」の1巻から6巻まで読み返したくなりました。