<   2007年 05月 ( 30 )   > この月の画像一覧

ハウチワカエデ-天狗のうちわ

先日、北大植物園の横を歩いていたら、変わった花を咲かせている樹を見つけた。写真に撮ってから、図鑑で調べたらハウチワカエデだった。
葉の形が天狗のうちわに似ているので、この名がついたとのこと。植物学者もいい加減なのか、それとも遊び心なのか。命名の由来を聞けば
愛着がわいて忘れにくいかも知れない。大学時代の恩師が、「名を知るは愛の始まり」とよく言っていたが、人でも、植物でも、動物でも同じだ
ろうと思う。「ゲド戦記」でも真実の名がいかに大切であるかが書かれていた。
ハウチワカエデはメイゲツカエデとも呼ばれ
ている。秋の名月のもとで葉影がひときわ映えるからだそうだ。また、この花が終わった後、ブーメランのような実がつくらしい。その時にまた
写真に撮りたいものだ。
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(Pentax Optio-S)
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by kitanonezumi | 2007-05-31 21:29

ナナカマドの花

5月も明日で終わり。暑さを感じる日があったかと思えば、次の日は寒かったり、寒暖の差が激しい落ち着かない月だった。九州ではすでに36℃
を超す猛暑日があったという。狭い日本といわれるが、南北でこれだけ大きな気温差があると、飛行機で一気に移動すれば身体が順応するのも
追いつかないのではと思う。気象庁が新しく決めた「猛暑日」の出番が早々にあった。地球温暖化が進んで、40℃以上の「酷暑日」を決める時も
そんなに先ではないか?
ナナカマドの花がちょうど盛りになってきた。密に群がった白い花が、緑に映えてきれいだ。秋になって赤い実になるのかと思うと不思議だ。
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(Pentax Optio-S)
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by kitanonezumi | 2007-05-30 23:08

一頭が二頭になって帰ってきた

江別は人口12万人の都会のようだけれど、街並みを抜けて郊外に出れば、まだ牧場が残っていて牧草地には乳牛たちが放牧されているのを
見ることが出来る。風向きによっては、酪農学園大学の方からサイレージや牛糞の臭いが流れてくるけれど、製紙工場の臭いに比べたら優しい
匂いに思える。
昭和45年(1970)、就職して赴任した中標津での出来事。毎日の日課で放牧されていた乳牛の一頭が、夜になっても戻って来なかった。翌朝
すぐに放牧地へ捜しに行ったら、一頭のはずが二頭になって草むらから出てきた。おそらく昨日の夕方ころに産気づいて、そのまま牧草地にいて
夜中の間に出産したものと思われた。出産が間近だということに気づかずに放牧に出したのはいただけないが、人の力を借りずに自分だけで仔牛
を産んだ牛は偉いなと思った。

放牧地の外の草むらから親子の牛が出てきた時は驚いた。
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仔牛の身体はまだ乾き切っておらず、臍の緒が垂れていた。
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それでもしっかりと歩いて、親牛について行く。
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おっぱいを欲しがる仔牛に、親牛は「家についてからだよ」と言った?
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大仕事を終えた親牛は仔牛を連れて、ゆったりとした足取りで牛舎へと歩いていった。
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(Asahi Pentax SP、SuperTakumar 50mm F2.8)
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by kitanonezumi | 2007-05-29 22:38

満天星-ドウダンツツジ

ドウダンツツジの花が今いちばんの盛りで咲いている。広がった枝いっぱいに白いスズランに似た可愛い花が下向きに下がっていている。
花を星に見立てて「満天星」と書かれることもあるらしい。ドウダンの由来は放射状に出る枝が、灯台(燈明台)の脚に似ているからという説
があるけれど、こちらは余りロマンティックな感じではない。秋には小さな葉が真紅に紅葉してとてもきれいだ。春と秋の二回も楽しませて
くれるサービス精神に富んだツツジだ。
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(Canon EOS 30D、EFS 60mm、F2.8 MACRO)
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by kitanonezumi | 2007-05-28 22:52

霧の夕暮れ

昨夜からの雨は明け方には峠を越したものの、夕方まで霧雨が降ったり止んだりのうっとうしい一日だった。もっとも霧雨と言っても、根釧の霧雨
に比べたら如何ほどでもない。根室・釧路では6月から9月くらいまで3日に1日くらいの割で霧がかかる。街全体が白いベールに包まれたように
なって、その中を歩くといつの間にか身体が濡れている。霧の粒が顔に当たるのを感じるような気がする。地元の人達はそんな霧を「ジリ」と呼ぶ。
街灯や車のライトがぼんやりと浮かぶ景色はそれなりにきれいに見えるけれど、牧草の収穫にとってはとても厄介なのだ。「ジリ」があるために、
根釧地方では良い乾草が作れずにサイレージにして牛たちに食べさせているのだ。
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(Nikon Coolpix E995)
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by kitanonezumi | 2007-05-27 00:10 | 風景

ベニシダレ-流れる葉

当たらないと悪口を言われる天気予報も、悪い予報については意外と外さない。明日に運動会を予定している小学校が多いというのに、生憎の雨が
夕方から強くなってきている。子供と親と学校の先生、みんなそれぞれの立場で三者三様にやきもきしていることだろう。午前中にはあがるらしいけれど、
残念ながら明日はお流れになりそうだ。小学校の運動会に行く必要がなくなってから何年経ったろうか。当時は気が進まなかったけれど、今となって
は懐かしい。
運動会とは関係がないけれど、我が家の箱庭にある枝垂れモミジ、垂れ下がった枝に芽吹いた葉が流れ落ちているようだ。多分ベニシダレという品種
だと思うのだが、本に書いてあるように新芽が鮮やかな紅色にはなっていない。強いていえば地味な紅色か。植物も住人に似るのだろうかorz
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(Canon EOS 30D、EFS60mm、F2.8 MACRO)
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by kitanonezumi | 2007-05-25 23:13

知床峠のキタキツネ

平成14年(2002)5月、羅臼から知床峠を越えて宇登呂へ抜ける途中、道路で1頭のキタキツネと出会った。かなり人慣れしているようで
車上からカメラを向けても逃げようとしない。おそらく通りかかる人からお菓子やつまみなどの食べ物をもらったことがあるのだろう。
まだ冬毛が残っているけれど、なかなかいい毛並みをしている。前足をきちんと揃えて、お行儀がいい。写真を撮らせてもらったお礼に何か
あげたかったけれど、ぐっとこらえてサヨナラした。たぶん、「ちぇ!撮り逃げかよ。けちんぼ」などと毒づいていただろう。
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(Nikon E880)
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by kitanonezumi | 2007-05-24 23:12

新緑に染まって

自動車保険の手続きをしなければならず、職場を15時で早退した。あまりに天気がいいので、バスには乗らずに徒歩で駅前通に向かった。
いつもバスで通る北5条通りは見飽きているので、北4条通りに下がった。この通りは北四条公園通りと呼ばれ、西17丁目から植物園にぶつ
かるまで道路の中央が緑地帯になっていて、沢山の木が植えられている。中に遊歩道やベンチもあって、ビル街のオアシスといった感じだ。
大通公園と違って幅が狭いので、緑の密度がとても濃い。遊歩道を歩いていると、今が盛りの新緑に包まれている様な気がする。
ちょっとした札幌の穴場を見つけた気分だった。
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5月のすがすがしい青空を見上げたら、半分になっている月が浮かんでいた。美空ひばりの「越後獅子の歌」を思い出した。
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(Pentax Optio-S)
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by kitanonezumi | 2007-05-23 23:17 | 札幌

クジャクサボテンの花

先日、室内の窓際に置いてあったクジャクサボテンが一輪だけ花を咲かせた。昨年はもっと数が多かったけれど、その後の世話が十分ではなかった
のかもしれない。一輪だけでも精一杯に咲いている花を写真に収めた。一見、派手な感じに見えるけれど、マクロレンズを通して逆光で見たらとても
鮮やかな赤色がいっぱいに広がっていた。この赤色をなんて呼んだらいいのかと、「色の手帖」(小学館発行)を開いたら、「紅赤」(あざやかな黄み
の赤)と記されている赤にピッタリだった。こんな上品で暖かそうな色彩に包まれたなら、身も心も温かくなって優しい気持ちになれそうだ。
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(Canon EOS 30D、EFS60mmF2.8MACRO)
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by kitanonezumi | 2007-05-22 23:17

チシマザクラ(千島桜)

今朝の新聞を見たら網走の方で昨日、雪が降ったという写真が載っていた。どうりでこちらの方も寒かったわけだ。一転して今日は20℃を
超える暖かい日で、体の方がついていけない感じだ。天気の話題はそれくらいにして、本題に移る。
チシマザクラは他の種類の桜よりも寒い気候に適応している。その分布は本州中部以北の亜高山帯、北海道、樺太、千島とある。稀に6mの高さ
のものもあるらしいが、多くの株は1.5~3mほどで背が低く、横に広がった樹形をしている。なにやらたいそう地味な桜のように思えるけれど、
咲かせる花はどんな桜にもひけをとらないくらいに美しい。
日本でいちばん最後に咲く桜は高山帯を除けば、根室市の清隆寺の千島桜ということになっているらしい。昨日の写真にあった根釧農業試験場
(平成14年に別の場所に移転したので、現在は旧庁舎となっている)にもチシマザクラが植えられていて、毎年きれいな花を見せてくれる。
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(Nikon Coolpix E995)
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by kitanonezumi | 2007-05-21 22:38