秋という季節は人を内省的にし、なにかともの思いにふける傾向にさせます。
なおかつ、とても感傷的な気分にも容易に陥れたりします。
今日、NHK-FMをバックミュージックで聴いていたら、「小さな木の実」という曲が流れました。
は、原曲はビゼー作曲のオペラ『美しきパースの娘』で演奏されるアリア『セレナード(Serenade)』とのことで、
NHK「みんなのうた」で「小さな木の実」として放送されてから、日本でもよく知られる歌になりました。
日本語歌詞は、作詞家の海野洋司(うんの ひろし)さんによるオリジナルで、父と息子の心のつながりを実によく描いています。
とくに、以下のフレーズのところでは本当に胸にぐっとこみ上げるものがあります。
「坊や 強く生きるんだ 広いこの世界 お前のもの
ことしまた 秋がくると 木の実はささやく パパの言葉」
「子どもに期待するのは親の性」というのはまさにその通りで、それは血のつながりに関係なく真実だということを実感しているこの頃です。