銀杏

うっすらと雪を被った芝生の中で、これまた地面を覆うように無数の丸い実が散り敷かれています。
これは銀杏、イチョウの実です。場所は北大の植物園の中で、昭和41年(1964)の11月に撮った写真です。
この年はとくべつイチョウの実がたくさん着いたようで、誰も拾う人の無いままに雪の下になろうとしていました。
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そんな情報を聞いて、大学の先輩、同級生といっしょに銀杏を拾いに行きました。
知っている人もいるかと思いますが、銀杏はイチョウの実の種の部分で、その回りを果肉がおおっています。ちょうど梅の実と同じ感じです。
果肉は腐ると肥やしのような猛烈な悪臭がして、この時も臭いのを我慢して大量に拾ったものです。
教室に持ち帰って果肉の部分を洗って取り除き、種を干して銀杏にしました。
さらに後日譚として、果肉の部分にはギンコール酸という物質が含まれていて、漆などのようにかぶれなどの皮膚炎を引き起こします。
それを知らずに、漆かぶれ体質の私は素手で実を扱ったため、ひどくかぶれて診療所へ行く羽目になりました。
今でも茶碗蒸しなどに入っている銀杏を食べると、この時のことを思い出します。
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by kitanonezumi | 2009-11-19 23:15 | 学生時代


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