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ニッカボッカーズ

どうやら昨日が今年最後の小春日和だったらしく、日中は陽が差してこの季節としては暖かい一日でした。
庭木の冬囲いもあらかた終えて、散水ホースを片づけたり、枯れた花の茎を始末などの庭仕事の締めくくりにいいお天気でした。
ついでに取り残していたニンジンも全部抜いて、越冬用に土中にいけてあったダイコンの側に埋めたのですが、変わった形のニンジンが一本ありました。
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こんな形のニンジンを見ていろいろ連想されますが、私の場合はまずニッカボッカーズを思い浮かべました。
私が小学校3年生くらいの頃(昭和30年ころ)、住んでいた町には自動車(主にトラック)よりも馬の数の方が多かったのではと思われます。
馬たちは夏には二輪の馬車を、冬には馬そりを曳いて沢山の荷物を運んでいました。その馬たちを操っていた人たちを当時は「馬車追い」と呼んでいました。
ほとんどの「馬車追い」たちは膝からふくらはぎの部分が異様に幅広くて裾口が細くなったズボンをはき、ゲートルを巻いていました。
そのズボンが後になって考えるとニッカボッカーズだったのだと思われます。

小学生の腕白小僧たちは冬にはスケートを履いて馬そりの後ろにしがみついて遊んだものです。
腰をかがめてこっそりとしがみついている子どもたちを見て見ぬふりを「馬車追い」もいれば、鞭で追い払われることもありました。

たまたま庭で育った変な形のニンジンに伴う連想が、はるか昔の子ども時代の思い出を呼び起こすことになりました。
今ではニッカボッカーズは建築現場で働いている人たちの中で見ることができるくらいです。
by kitanonezumi | 2009-11-27 22:33 | 植物


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