
相当な歳月を経た石碑ですが、刻まれた文字が定かに読み取れません。
隣の立て札を見てようやく俳聖と云われる松尾芭蕉の句碑であることが分かりました。

「 閑さや岩にしみ入蝉の声」
有名な句ですが、山寺で詠まれたことを知っている人は少ないのでは?
同じ立て札に記載されているので、清和天皇のご宝塔の写真も
山寺の中ではもっとも古い石塔であると知るとなにやら有り難く感じます。

芭蕉の句碑の場所からしばらく歩くと、芭蕉の像ともう一つの句碑がありました。
こちらはかなり新しく作られたもののようです。
そのかたわらには陸奥の旅に同行した弟子の曽良の像もありましたが、写真に収まりきれませんでした。