サッポロファクトリーの中庭にある煙突は、明治時代に創業した日本初のビール工場だった跡地の名残です。
その煙突も今はランドマークとしての役割を除くと、12月にサンタクロースが登る以外には手持ちぶさたのようです。
そういえば、最近の住宅にはほとんど煙突がありません。
暖房用の燃料として石炭または薪が主役だった時代には、住宅に煙突は必須のものでありました。
いま建築される住宅はオール電化またはFF式の灯油ボイラーを使うために、煙突は初めからついていません。
「サンタさんは煙突から入ってきて、枕元の靴下にプレゼントを置いていくんだよ」と子どもに話せなくなった今、何と云えばいいのでしょうね?
クリスマスを10日後に控えて、悩ましい問題ではあります。