昨日の午後から長沼に行って来ました。3月まで通勤で走り慣れた道ですが、収穫を終えて冬を待つだけの畑や水田の秋寂びた景色は親しみ薄く、歳月の流れと気持ちの変化の速さを感じました。
用事を終えた帰り道、夕焼けがきれいでした。長沼は夕焼けのきれいな場所の一つで、馬追山から石狩平野に沈む夕陽はたとえようがないほど美しいと思います。その情景は別の日にアップするとして、昨日の日没もまた一幅の絵に似て楽しませてもらいました。
森陰に沈む夕陽がまぶしく、他の事物は暗さの中に溶けこむ。
丘を上がって見れば、陽は既に山陰に没し、残光は空を染める。
残光は雲を一瞬の間まばゆく輝かせるが、一条の陰が次第に太く夜の闇を招く
秋の日没はどんな凡人をも詩人の気持ちにさせて、余韻を残して終わりました。
(Nikon Coolpix E995、PLフィルター使用)