平成13年(2001)に中標津に赴任する時に、「中標津は雪が少ないから雪かきの道具は必要ないよ」と言ってくれる人がいた。親切な助言を
素直に受けて、雪かきに使うスコップなどの類の道具を全く持って行かなかった。確かに、昭和45年に就職して1年間を過ごした時の経験でも
中標津の冬はやたら寒かったけれど、雪はほとんど降らなかったから、助言はもっともだと思ったのだ。
ところがあに図らんや、迎えた冬は意外と雪が多く、早々に除雪道具を買う羽目になった。そして年が明けた2月には、道東地域一帯が猛烈な
吹雪に見舞われ、一夜にして1m近くの積雪を目の当たりにして、「中標津だって大雪は降るんだ」という事実を認識することとなった。
(Nikon Coolpix E995)