札幌と夕張を結ぶ道道3号線の北広島と長沼の境を少し過ぎてから、
馬追運河が左に見えてくる。少しの雨で水没するほど湿原であったこの地域の
排水を促進し、農地とするために明治29年に馬追運河が掘られたという。しばらくの間は江別からの舟運にも利用されたらしい。
いつの頃からか、毎年、春になるとこの運河に白鳥の姿が見られるようになった。割と気軽に行ける場所なので、3月に入ると姿を見るのが楽しみで
出かける。お墓参りの帰りに寄ったこの日も、百羽近くの群れが浅くてあまりきれいではない水ではあるけれど、長旅の途中の身を休めていた。
家族にしては幼鳥の数が4羽とやや多めの一団が、シンクロナイズド・スイミングなみの息のあった泳ぎを見せてくれた。
(Nikon Coolpix E995)