平成14年(2002)6月、西別岳に登った。久しく山登りをしていないし、体力的にも自信がなかったけれど、高山植物が豊富にあると聞いて、
ぜひ登りたいと思った。友人のK氏に頼んで、つきあってもらうことにした。登山口まで車で行き、しばらくはなだらかな坂道で、これなら軽い
なと考えていたら、”がまん坂”なる登り一直線の斜面が待っていた。
茶色に見えるササ原の中を登山道が走っている。ここはまだ”がまん坂”の中程だ。一息いれて下を見下ろすと、根釧原野が一望できた。
格子状防風林も見える。地平線が円く見えた。ようやく坂をほぼ登り切ったが、まだまだ登りは続いていた。
すっかり息が上がってしまい、10分も登らないうちに身体が悲鳴をあげる。花の写真を撮ることを言い訳にして休む。チシマフウロ(だと思う)の群落があちこちに咲いていた。
ハクサンチドリ、初めて見た。
エゾツツジ、盛りを過ぎたらしく、少し花びらが痛んでいた。
ようやく山頂に到着、標高を見てがっかり。体力の衰えを痛感した。
-明日に続く-
(Nikon Coolpix E995)