(Caplio GX100)
稔りの秋です。今日、栗山へ往復した途中で長沼の産直「夢きらら」で枝豆やトウキビを買いました。店の周囲は一面の水田です。
たわわに稔った稲穂が重そうに頭を垂れています。上川地方では稲刈りが始まったそうですが、空知地方では来週くらいからでしょうか。
今年は気象の経過がほぼ順調で、気象災害もなくて豊作だとのことです。春からの苦労が報われた結果で喜ばしいことだと思うのですが、
今一つ農家の人の表情が冴えません。生産過剰となって米の値段が下がりそうだということと、米が余れば来年の作付け面積が減らされそう
とのことです。ガソリンや軽油、肥料や生産資材が大幅に上がっているのに米価が下がれば赤字になりかねません。
世界的な穀物の需給が逼迫している中で、食糧の自給率を上げるとの政策をいいながら、農家の生産意欲を削ぎ、面積を削減するなんて、
やはり、この国の農政は基本的に間違っていると思えてきます。
「消費者がやかましい」とか、「汚染米の転売についてはあまり騒がない」なんて言う人が、農林水産大臣をやっているくらいですからね・・・。
こんな風景を見ていると、ほんとうに心豊かになれる気がします。