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ジャージー

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北海道の酪農家で飼われている乳牛のほとんどはホルスタイン種ですが、たまにジャージー種を見かけることがあります。
この酪農家はある信念を持って、ホルスタイン種とほぼ同じくらいの数のジャージー種を飼っていました。
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ジャージー種は目が大きくて、仔牛はとても可愛く鹿のような印象を受けます。英仏海峡のジャージー島が原産で、環境の変化に強く粗食にも耐えます。
穀物飼料をたくさん食べさせて多くの乳を搾るやり方は長続きせず、いずれ放牧中心の酪農になると考えて、放牧に適したジャージー種を飼うことにしたそうです。
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ジャージー種の親牛です。お腹に子どもがいるようでした。
体が小さいため、乳量は年間約4000kgと多くはありませんが、乳脂肪率が高く(約5%)、脂肪球も大きいのでクリームが分離しやすく、バター原料乳として最適です。
また、無脂固形分、カロチンを多く含むため色合いが濃く「ゴールデンミルク」と呼ばれます。
とても濃厚な美味しい牛乳ですが、この頃はだからといって高く買ってはくれず、搾る手間ばかりかかってたいへんだと、搾乳担当の奥さんはぼやいていました。
しかし、あの頃(平成13年)とは時代が変わって、輸入飼料が高騰したために採算をとるのに苦労している酪農家が多いのですが、
先行きを正しく読んでいたあの酪農家はどうしているのだろうかと、気になります。
by kitanonezumi | 2008-11-16 22:54


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